葬儀の挨拶 喪主の挨拶

●通夜終了後の喪主の挨拶 

挨拶の骨子は  

@弔問いただいたことへのお礼  

A生前の厚誼に対するお礼  

B生前のエピソード  

C通夜ぶるまいへの案内  

D翌日の案内と、なります



「本日はお忙しい中、通夜にご弔問いただきまことにありがとうございました。

故人もさぞかし喜んでいることと存じます。

遺族・親族を代表いたしまして心よりお礼申し上げます。

つきましては、ささやかではございますが、別室にお席をご用意させていただきましたので、お時間が許す方はぜひお立ち寄りくださいますようご案内申し上げます。

なお明日は午前十時の開式、十一時に出棺の予定でございます。

本日は大変にありがとうございました」



○キリスト教式での挨拶

「お忙しい中、ご弔問をいただきありがとうございました。

母のために前夜祭にお運びいただき、感謝申し上げます。

母は神のお導きによりまして、その御許に召されたと存じます。

隣室にお茶とお菓子を用意させていただきましたので、母を偲びながらおくつろぎください」



○清めの席を設けない場合の挨拶

「本日はご弔問下さいましてありがとうございました。

本来ならお清めの席を用意いたさなければならないところですが・あいにくと用意ができておりません。

不行き届きで申し訳ございませんが、なにとぞご容赦くださいますようお願い申し上げます」



清めのお開きの案内(世話役など)

通夜ぶるまいの終了にあたっては、世話役が喪主に代わって挨拶を行います。

決して失礼にはあたりません。  

翌日に告別式を控えていることもあり、終了時間をあらかじめ決めておく方がいいようです。

手短に挨拶をしますが、事務的な印象を与えないように注意しましょう。

「本日は遅くまで大変にありがとうございました。

私は本葬儀の世話役をおおせつがりました〇〇と申します。

何かと行き届かぬ点が多かったとは思いますが、明日の葬儀もございますので、本日はこれでお開きにさせていただきたいと思います。

なお明日の葬儀は午前〇〇時より開式し、午後の出棺となっておりますので、よろしくお願いいたします」

葬儀の挨拶 返礼の言葉

●お悔やみに対応する  

逝去の報を聞きつけた方々が、次々と弔問に見え、その対応で精一杯になることはよくあることです。

訃報が信じがたく、恐る恐る見える方もいれば、遺族に一刻も早く激励を、と思われている方などさまざまです。

こうした方々のご厚情に、的確に、すばやく対応することが求められ、悲しみに浸っていることすらできない現実もあります。

弔問客が引きも切らずに見えるということは、それだけ故人の遺徳の賜物でもあります。  

まずは、お忙しい中を弔問いただいたことに対して、心をこめて感謝の言葉を述べます。

そして生前に故人に賜ったご厚情に対しても御礼申し上げます。

特に親しかった方には、最期の様子を話すのもよいでしょう。

ただ、死については多くを語らずとも失礼にはあたりません。



◎一股的な返礼の言葉(遺族)


「お忙しいところ、わざわざお見えいただき恐縮でございます。
故人に代わりまして厚くお礼申し上げます」

「早速のご弔問ありがとうございます。
生前は故人とご懇意にしていただき、故人も感謝申し上げておりました。ありがとうございました」

(世話役などが) 「ご多忙中のところ、お悔やみいただきまして誠にありがとうございます。
喪主、遺族になり代わりましてお礼申し上げます」 ご厚志をいただいた時「ご弔問いただいた上、このようなご厚志まで賜りまして痛み入ります。早速霊前に供えさせていただきます」


◎闘病生活が長かった時


 「お忙しい中ありがとうございます。
闘病中はわざわざと来院いただき、その上お見舞いまで頂戴いたしながら逝去してしまいました。故人に代わり厚くお礼申し上げます」


◎急死の時


 「突然のことで取り乱しております。何のお構いもできずに、行き届かないことばかりでございますが、どうぞご容赦ください。本当にありがとうございます。未だに信じられないことですが、悲しんでばかりもいられず、皆様のご厚情にお応えしなければと思っております」


◎遺族へ激励に見えた時
 

 「お悔やみありがとうございます。 〇〇様のお顔を拝見いたしまして、私も気持ちが落ち着いてきたように思います」


◎故人との対面を勧める


 「遠いところわざわざお越しいただきましてありがとうございます。故人も逝去の前にお会いしたいと申しておりました。よろしければ、一目お別れをしてあげていただけないでしょうか」


◎近所の方に 

  「いつも故人がお世話になっておりました。こうして皆様に看取られて亡くなるのも本人の本望でしょう。よろしければ、一目お別れをしてあげていただけないでしょうか」

葬儀の挨拶 危篤 逝去のお知らせ

●危篤の知らせ

◎口頭(電話などの)で  夜分遅い時間に申し訳ございません。  
私は〇〇の長女で××と申します。
実は父の〇〇(氏名)が危篤となりました。
〇〇駅近くの××病院の〇〇号室に入院中ですが、一目会っていただけないかと思い、お電話を入れさせていただきました。
××病院はおわかりでしょうか?それでは明日の午前〇〇時頃にお待ちいたしております。
よろしくお願いいたます。」

[ポイント」
危席者の氏名、病院名、病院への行き方を確認する。  
電話連絡は双方とも動揺しがちになるので、電話をかけるほうは特にゆっくりと、二度、三度と復唱をします。
病院名は通称と正式名称が混同されがちになるので、駅名などで確認をして間違いを予防します。

◎電報で
   「父○○危篤すぐ電話せよ長男××」  「父○○ 容態急変 至急病院にこられたし 長男××」

[ポイント」
危篤者の名前、発信者の名前を明確にする。

●逝去の知らせ

◎口頭で
「私は〇〇の長女で××と申しす。実は父の〇〇(姓名)がたった今死去いたしました。
取り急ぎお知らせをさせていただきましたが、葬儀の日程は決まり次第ご連絡をさせていただきます」  

[ポイント」  
逝去の事実を端的に伝えます。
また死亡者の氏名を明確にします。
近親者にはすぐに連絡をとります。
親戚付き合いをしている方や、お世話になった方にも連絡をとるようにします。
他の方々には葬儀の日取りが決まってからのほうが良いでしょう。
二重手間にならず、また重複する心配がないからです。  
緊急時の連絡先=冤などを手元において、チェックをしながら行うと、連絡漏れなどを防ぐことができます。
一つの方法です。

◎電報で 「父〇〇死すすぐ電話せよ長××」  「兄〇〇死すTEL請うおじ××」  
FAXやEメールでも同じです。要はいかに簡潔に伝えるかです。
海外に在住されているが、どうしても告別式に参列してほしい方には、告別式の日程を遅めに設定することも考えておかなくてはなりません。

葬儀の挨拶 逝去の挨拶 @

●町内会・自治会の責任者に  

「第一班の〇〇と申します。本日未明に、母が老衰のために亡くなりました。享年はハ十歳でした。葬儀は明日六時から、告別式は明後日十一時から〇〇集会所でお行いたいと思っております。
後ほどお伺いして集会所のことをお尋ねしたいと思いますが、ご都合はいかがでしょうか?何かとご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします」

[ポイント]
自宅や集会所などで行う時は、町会長や自治会長などにまず連絡をします。
町会では掲示板に訃報紙を張り出しますので、故人の姓名、享年、死因、通夜、告別式の時間と場所を伝えます。
死因についての詳述は必要ありません。


●勤務先に  

「私、経理部の〇〇の家内でございます。経理部長様はご在席でございましょうか?実は夫の〇〇が昨夜遅くに亡くなりました。
存命中はお見舞いもいただき、一時は回復したかに見えたのですが、力尽きしまいました。
通夜、告別式は〇〇火葬場において、通夜は〇日の午後六時から、告別式は翌日の午前十時から開式になります。
会社の皆様にはたびたびお見舞いに来ていただき、本人も元気付けられていたのですが、どうぞ社長様はじめ皆様にもよろしくお伝えくださいますようお願いいたします」

[ポイント]  
勤務先へは、まず直属の上司に伝えます。不在の時は次席の方に伝え、先方の氏名を伺っておきます。


●子供の学校に  

「私、〇〇年〇〇組の〇〇のおじにあたる〇〇という者です。
担任の〇〇先生をお願いしたいのですが?私は〇〇の父親の兄にあたります××と申します。
実は〇〇の父親が昨夜亡くなりました。A駅のB式場で通夜を今晩の六時から、告別式は明日午前十時から開式いたします。
闘病生活が長かったこともあり、子供も比較的落ち着いているように見えますが、学校へ戻りましてからは元気付けてくださるようお願い申し上げます」

[ポイント]  
学校への連絡はなるべく親が行うようにします。それ以外の親族などが行う時は、関係性をなるべく細かに伝えます。子供の両親や祖父母の死去に際しては、子供の様子なども伝えておきます。


●母の実家や本家に

「私、東京の〇〇の長男〇〇というものです。昨日、母が亡くなりました。
故郷の〇〇を離れて十数年経っていますが、本家の××様には、母が若かりし頃からお世話になっていたそうで、連絡させていただきました。
通夜は身内だけ行いますが、告別式は日取りが決まりしだい連結いたします」

葬儀の挨拶 逝去の挨拶 A

●友人などへ  

「私、Aの妻でBと申します。 突然のお知らせで恐縮ですが、夫が昨夜心不全で他界いたしました。
生前は〇〇様にはゴルフのお仲間として親しくお付き合いをいただいていたようで、本当にありがとうございました。もう一度〇〇様とゴルフをしたいと申しておりましたが、叶わぬことになってしまいました。
通夜はA式場で〇〇日の午後〇〇時から、告別式は日の午前〇〇時から執り行います。
〇〇様はじめゴルフ仲間の皆様に今一度お目にかかりたいと申しておりましたので、ぜひご参列をいただけたら故人もどれだけ喜ぶか知れません。
なお葬儀は無宗教で行い、ご厚志は受けないことになっております。
これも故人の遺志でございますので、よろしくお願いいたします」

〔ポイント〕

仏式以外の宗教で行う時は、その宗旨を伝えます。無宗教の時も同様にします。  
香典や供花・供物を受けない時には、「ご厚志はご遠慮させていただきます」などと伝えます。
その理由も伝えるともっと丁寧になります。
知り合いへの連絡を依頼するのも一つの方法です。
連絡先が多く、電話台数が足りない場合は、最寄りのNTT営業所に申し込めば、臨時加入電話を利用できます。     


●近隣への挨拶
 

口頭で 「父が胃がんのため昨日午前〇時〇分に逝去いたしました。
通夜は自宅(式場名)にて〇〇日〇〇時より行います。
葬儀・告別式はその翌日の〇〇時より行い、〇〇時に出棺いたします。
ご迷惑をおかけすることとなりますが、よろしくお願いいたします」

〔ポイント〕
死亡日時、死因、通夜・告別式の目時、式場名、迷惑をかけることへのお詫びを伝えます。

葬儀の挨拶 出棺の挨拶

●出棺の挨拶   (喪主・親族代表など)
 出棺の挨拶は、式場を離れる前に喪主などが会葬者に対して御礼を述べるものです。
火葬場にお供をしない一般の会葬者は、ここで故人との最後の別れとなります。喪主にとっても、故人の緑の人々とは、この場が最後となってしまうことも少なくありません。挨拶の内容は先の通夜ぶるまいの挨拶と内容が似通ってしまいますが、心をこめて行います。 
 内容の骨子は
 @会葬いただいたことのお礼
 A生前の故人に対するご厚誼のお礼
 B残された遺族に対する変わらぬご厚誼のお願いです。  
型どおりのものり、エピソードを入れたほうがより印象深いものとなりますが、二分で終わる内容とします。
 「ただいまご紹介のありました私、故人の長男の〇〇でございます。遺族ならびに親族を代表させていただき≡一口ご挨拶を申し上げます。
本日はお忙しい中、亡き父・〇〇のためにご会葬くださり、またご厚志を賜りました上、最後のお見送りまでいただき、まことにありがとうございました。
このように多くの方々に見送られ故人もさぞかし喜んでいることと思います。  
 (逝去までの経緯などの報告)  
 (故人の略歴、エピソードの紹介)  
故人の生前中に賜りましたご厚誼を、未熟な私ども家族にも、故人の生前中と同様に賜りますようお願い申し上げます。
はなはだ簡単ではございますが、出棺に際しまして、喜お礼のご挨拶とせていただきます」

●精進落しの喪主挨拶<
 精進落しにあたっては、喪家がお手伝いをいただいた方などの労をねぎらう場となっています。
本来精進落しとは、忌明け後に最初に食する食事でした。
宴席は遺骨の置かれた席が上席となります。喪家は末席に位置します。  
ここでは
@葬儀が無事終了したことに対するお礼…
Aお世話いただいたことへの感謝の言葉一を述べます。
 開宴後は喪主、親族が参会者一人一人に謝辞を述べながら酌をし、労をねぎらいます。
 「本日は亡き父のため、皆様方には「万ならぬ「」尽力をいただき、このように長時間にわたってお付き合いをいただきまして誠にありがとうございました。おかげさまで葬儀の一切を滞りなく済ますことができました。親族二回を代表いたしまして、改めましてお礼申し上げます。
 ささやかではございますが、お膳を用意いたしましたので、在りし日の父をお偲びいただき、こゆっくりとおくつろぎください。本日は・大変にありがとうございました」

葬儀の挨拶 精進落し・献杯の挨拶

●精進落し・献杯の挨拶   (親族代表・友人など)
 献杯は宴席の開始を告げる音頭です。
友人の代表や親族の代表などがこの音頭をとります。
指名された人は、故人との思い出のひとこまを披露すのもいいでしょう。
「ご指名を賜りました、故人の学生時代からの友人の〇〇と申します。
本日は大変にご苦労さまでございました。 (短くエピソードを入れてもよい) 故〇〇様のご冥福をお祈り申し上げまして献杯の音頭をとらせていただきます。献杯−」

●お開きの挨拶(世話役)
 精進落しは故人の逝去、通夜、葬儀と続いた最後の場面です。この間、喪家は言い知れぬ疲労とストレスにさらされ続けてきました。宴席は長くても一時間半を限度とし、長居は避けます。
お開きの音頭は世話役がとります。
 「本日は誠にありがとうございました。私どもの知らない故人の思い出話をお聞きし、このような方々に囲まれてご一生を閉じられた故人は本当に幸せだったとつくづく感じさせれました。
お名残り惜しくもあり、もっとごゆっくりとしていただきたいのではございますが、このあたりでお開きにさせていただきたいと存じます。長い間お引止めいたしまして申し訳ございませんでした。
今後とも残された遺族一同をよろしくご指導・ご鞭橿くださいますようお願い申し上げます。本日は大変にありがとうございました」

●精進落しの席がない場合の挨拶
 精進落しの席を設けないときは、租供養の品を用意します。
ただし、身内ばかりの時はこれも省略してもかまいません。
「昨日の通夜から本日の告別式まで、皆様方にはご尽力をいただき、誠にありがとうございました。
無事葬儀を終了することができました。本来なら精進落しの席を用意するべきところではございます、失礼させていただきました。心ばかりの品ですが用意をさせていただきましたので、どうかご受納ください。今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」

●四十九日忌での挨拶
 「本日は亡き母〇〇の四十九日忌法要の儀にお集まりいただきまして、まことにありがとうございます。お忙しい中、このようにたくさんの方にお集まりいただき、感謝の言葉もございません。
早いもので、母が旅立ちましてはや一カ月以上が過ぎまし。
何から何まで皆様のお世話になり心よりお礼申し上げます。
また、母の生前に賜りましたご厚誼に、あらためてお礼申し 上げます。
母の死後は茫然自失の毎日でしたが、皆様方の数々の励ましやお見舞いをいただき、どんな支えになりましたことか本当にありがとうございました。
ささやかではございますが、酒肴を用意させていただきました。
母の思い出話などをしていただきながら、ごゆっくりとおくつろぎいただきたいと存じます。
本日はまことにありがとうございました」
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